料理が好きになっていた

 

学生の頃は安いし美味しいしお腹も膨れるとかでカップ麺ばかり食べていた。学食だとあれこれ好きなものを食べ過ぎてしまってお金がかかる。そりゃ太るわな。今思うと学内で1人でカップ麺食べてる女子大生、悲しいな。すごい根性だわ。陰キャだからな。

 

彼氏の影響で料理するやうになった。びっくり。まさか。そんな。当時の自分からは考えられない。一緒に作ってるうちにだんだん料理の法則というか、手順というか、基本がわかってきて、だいたいパターンがあって、細かいことはわからんけど、それを組み合わせたり工夫したりするのが楽しくなってきた。なんだ、結構簡単じゃん。頭使って効率的に美味しくできたら満足感もすごい。コスパめちゃくちゃいい。元々食べるのが好きだし、ちょうどお昼のコンビニご飯に飽き飽きしてきてたからお弁当を作ることにした。最初はレンチンばかりの冷凍食品弁当。作り置きも慣れてないから何を作っていいのやらって感じだった。半年ぐらい経ってやっとどんな作り置きがお弁当に入れやすいか、コストがかからないかがわかってきた。スーパーにも野菜にも慣れてきた。何が今安いかわかってきた。浅漬け最強。塩昆布最強。せっかくだし痩せたいから栄養価についても考えるようになった。楽しい。どうしたら最強の栄養満点弁当になるのか考えるのが楽しい。美味しく食べれる上に痩せれるかもしれん体に良いかもしれんと思うと最高に幸せな気分になる。作って詰めて食べるまで上手くいくとかなりの満足感と幸福度。しかもめっちゃ節約できる最高。自己肯定感ってやつ。私めっちゃえらい、めっちゃ出来る子素晴らしいワンダホー。メンタルヘルスに最適かもしれないと思った。

 

大学の時は1限ばかり取って午前中授業を受けてはお昼も食べずに高速で帰って家でカップ麺食べてバイトしてってのがほぼだった。必死だった。今思うとアホらしい。バイト変えればよかったのだ。色々と、周りが見えてなかったな。もっと良いように過ごせたはずなのに。何もかも最初のブラックバイトのせいだ。ああすればこうすればは無限に出てくる。でもそんなに後悔してないし、戻りたいとも思わないのが救いである。今が幸せな証拠だ。なんだかんだで良い方向に向かってちゃんと過ごせている。自分のいいところだ。人間関係の運はめちゃくちゃに良い。なんだかんだ楽しく生きてる。ありがとう自分。話が逸れた。だから朝もギリッギリで起きて爆速で用意して電車に飛び乗って死んだ顔しながら大学に向かってたのが、早起きしてお弁当作ってるんだもんな。すごい。そんな暇あったら1秒でも長く寝てたい人間だったのに。卵焼き焼いたりお肉焼いたりしてるんだもん。変わるもんだね。なんでだ。

 

彼氏からは色々良い影響を受けている気がする。料理は多分だいぶ元カノの影響と知識が入ってると思うんだけど。たぶん。ありがとな元カノ。お陰で私は料理を知れた。不思議な縁だ。奇妙な人生だ。ありがたいな。楽しい。

 

ちなみに大学受験期が人生で1番太ってた。卒業式の写真とかまじで見てられないぐらいに顔がアンパンマン。おまんじゅう。部活引退と受験のストレスで体重がガンガン増えた。顔面ニキビだらけで本当にひどい。折角の良い思い出の日が悲しいことになってた。不思議なことに当時は全く太ってる実感がなかったんだよなあ。今より6,7キロは重かったと思う。今が1番痩せている。出来れば40キロ台になりたい。ニキビもかなりマシになった。最近皮膚科に通い始めて撲滅した。ニキビ跡が悲しいけどまあ苦い思い出を忘れないやうにということで。